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鉄道模型メーカー「ワールド工芸」の歴史・特徴・魅力を徹底解説

今回は鉄道模型界でリアルを追求し他の追随を最強の造形美を誇る『ワールド工芸』をご紹介致します。

ワールド工芸の歴史

1999年に埼玉県に拠点を置く鉄道模型メーカーとしてワールド工芸は誕生しました。主にNゲージと16番ゲージ、HOナローなどを扱っています。

初めての商品は、フイゴ式発煙装置です。それ以降は、他社の追随を許さない、エッチングやロストワックスを多く用いた製品作りを多く手掛け、精巧な造形に定評があります。

鉄道模型メーカーでありながらゴリゴリの技術屋さん

エッチングとは、金属加工技術の一種で表面に凹凸を作る技法をいいます。ステンレスや真鍮、アルミニウムといった金属を薬品によって変形させ、複雑な形状をかたちにします。

ロストワックスは、真鍮の鋳造品を作る金属加工の技術です。作ったゴム型にワックスを流し込み、蝋型を作ってからそれを石膏で作った筒に流して加熱し、高温でワックスを溶かしてからそのあとに真鍮などの金属を流して成形します。

工程の多い製作方法ゆえ、ほかの金属加工よりも手間とコストはかかりますが、その分細かい部分を作り込むことができる技法として知られています。

惜しみない手間がワールド工芸の造形美を生み出しています。

ワールド工芸は、こうした技術を用いて金属製の鉄道模型を製作し、クオリティの高い製品をリリースしています。

主なラインナップは電気機関車、蒸気機関車、貨車などですが、他社から販売されないマニアックな私鉄電車も積極的に製品化をするなど意欲的な姿勢が見受けられます。

リアルさを追求する造形はプラ製キットにも活かされており、金属製模型、プラ製模型ともに鉄道模型の愛好家から支持されています。

また、歴史的には精巧さを追求してきたワールド工芸ですが、近年では簡単にはんだごていらずで組み立てられるリーズナブルなプラ製キットの販売も手がけており、模型製作のカルチャースクールを常時開講しているなど、鉄道模型の若いファンや新規顧客の開拓にも力を入れています。

ワールド工芸の特徴

ワールド工芸は、完成品のほかに金属製、プラ製のキットを販売しています。

ですが、多くの工程を必要とするロストワックスを用いた金属製模型は、精巧さや細部へのこだわりぶりが人気で、プラスチック製の製品よりも高い評価を受けています。

一部ではこだわりすぎでは?との声も聞かれるほどのリアリティは愛好家も納得のクオリティですが、他社と比較すると動力関係に弱いという点もあります。

走らせることを第一の目的とする鉄道模型ファンにとっては、模型のクオリティが素晴らしいだけに物足りなく感じる時もあるかもしれません。

とはいえ、電気機関車や蒸気機関車、貨車といった重厚なモデル、他社がリリースしないモデルも製品化するといった姿勢は多くの愛好家が認めています。

ワールド工芸のキャッチフレーズは「素材は金属、他社製品には無いシャープな仕上がり」ですが、そのフレーズに違わぬ姿勢といえるでしょう。

一方でシンプルな構造の組立キットも充実

なお、ワールド工芸の手がけているプラシリーズは、シンプルな構成が特徴ではんだごてのいらない組み立てスタイルが魅力です。

NゲージではJR東海キヤ97系、東芝戦時型 45t 凸型電気機関車、銚子電鉄デキ3 電気機関車など多種多様なモデルが販売されています。

金属製の高いクオリティを実現できるノウハウを、廉価なプラシリーズにも活かす、この姿勢が鉄道模型の愛好家から支持される特徴といえるのではないでしょうか。

ワールド工芸がファンを惹きつける理由

ワールド工芸の鉄道模型の魅力は、リアルな造形とどこかノスタルジックな雰囲気を併せ持っている、ということではないでしょうか。

実際、ワールド工芸が初期にリリースした金属製模型は、リアルでありながらどこか素朴な表情をもっているという声もあります。

過去の鉄道模型はもともと高価な傾向にありますが、オークションなどではさらに高騰しています。

鉄道模型というアイテムがもとからもっている懐かしさ、素朴さのようなものがワールド工芸の製品ではより色濃く感じられるのかもしれません。

リアルな造形だからこそ、実車のたたずまいや重厚がそのまま模型にも醸し出されているのかもしれませんね。

鉄道模型製作教室にも力を入れています。

また、ワールド工芸といえば「鉄道模型を作ろう」というスクールも新規ファンにとって嬉しい取り組みといえるでしょう。

「鉄道模型を作ろう」は、カルチャースクールの講座です。講座では、ワールド工芸のNゲージやHOゲージの模型を使って組み立て方を学べる上、教材となる模型も受講生価格で購入することができます。

年齢制限なく誰でも受講できるので、若いファンやこれまであまり趣味を公にできなかったという女性も参加しやすい環境になっています。

鉄道模型の業界を盛りたててくれるという意味で、こうした環境を提供する企業は、愛好家にとって好ましい存在ですね。

すでにファン歴の長い人であっても、組み立て技術を再発見したり受講生同士が交流したりと、楽しみは広がるのではないでしょうか。

SNSを通じた発信も充実

Twitterアカウント「ワールドリーフ

Facebookアカウント「有限会社ワールド工芸

Instagramアカウント「worldkougei

ワールド工芸まとめ

ワールド工芸はとにかくリアルを追求し、懐古の念に浸れる世界観を提供してくれる鉄道模型メーカーです。

近年ではオンライン限定でイベント企画品を販売するなど、通販ページも充実しています。

全国どこからでもとてもリアルな完成品や組み立てキット、リニューアル品を購入できるのも、ファンが離れない理由のひとつといえそうです。