KATO・西武・E851・セメント列車/8両

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西武鉄道E851形・最後に待っていた大舞台

写真は先日買い取りさせていただいた、KATO製Nゲージ・E851形によるセメント列車です。E851と聞くとJRの新型車両のようですが、西武鉄道で1969年から1996年まで在籍していた電気機関車のことです。

写真のイラストを見てもわかるように、まるでJRのEF65 P型にそっくりです。それもそのはず、E851が製造される少し前に国鉄からEF65とEF81が登場していて、E851はその設計を踏襲しているのです。西武鉄道沿線から産出される石灰石を運ぶためには強力な牽引力が必要だったのですが、EF65・EF81はその条件によく合致していたのでしょう。ちなみにE851という形式名も、この2形式から数字を取っています。

後年、秩父方面の道路が整備されると、次第にトラック輸送が幅を利かせるようになります。鉄道によるセメント輸送は年々減少し、E851も製造から20年を超えていたことで、1996年3月をもってついに廃止。西武鉄道における貨物輸送自体も廃止となり、E851は定期運用から離脱しました。こうした動きは西武に限らず、道路の発達とともに全国で見られる光景であり、鉄道ファンとしては寂しいものがありますね。

さて、役目を失ったE851ですが、ラストは非常に華々しいものでした。

EF65 P型に似ているということで、西武鉄道はJRから12系客車を借り入れ、なんとE851による客車列車を運行させたのです。晴れて運転された1996年5月の所沢~横瀬間のさよなら運転は、最初で最後の客車列車牽引。きっと西武の現場の方にとっては、万感の思いだったに違いありません。

現在、E851は1両が横瀬車両基地に静態保存されており、毎年10月の「西武トレインフェスティバル」において一般公開されています。気になる方は参加してみてはいかがでしょうか。さらに往時のセメント列車や、ラストランで12系の先頭に立つ姿を模型で再現するのも楽しそうですね。

また、逆に飽きてしまって余らせている模型やその他鉄道グッズをお持ちの方は、ぜひ売却・整理もご検討ください。鉄道本舗がしっかりと査定いたしますので、皆様からのご相談お待ちしております。

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