KATO・100系・グランドひかり

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100系「グランドひかり」/不遇の生涯

今はなき100系「グランドひかり」は1989年、所要時間短縮と車内サービスの向上を目的に登場し、「V編成」を名乗っていました。16両編成のうち4両が2階建て車両という迫力で、1階は普通車指定席や売店、眺望のよい2階はグリーン席や食堂が設置されていました。またオーディオやビデオのサービス、グリーン車以外も一部の席は2+2の配列にするなど、付加価値も向上しています。

落成したV編成は基本的に東京~博多間の長距離運用に充当され、時刻表にも「グランドひかり 2階建て4両」と記載されました。しかし、軸だったスピードアップに関しては270km/hの走行性能を与えられたものの、環境基準や騒音の面で難があり、結局他の100系と同じ230km/hのままでした。その結果、目標だった新大阪~博多間の所要時間「2時間30分前後」はクリアできず、2時間50分ほどで結んでいました。ただ、「グランドひかり」の停車駅は通常の「ひかり」よりも少なかったため、一応の速達化は実現できたというところでしょうか。

しかしそれもつかの間、1992年には新系列・300系の登場と、それにともない速達列車「のぞみ」が設定されました。この300系によって、100系V編成では叶わなかった270km/h運転が可能となり、「のぞみ」の増発とともに「グランドひかり」の存在感は薄れていきます。以後、2000年に食堂車の営業が休止されると、2002年には定期運用から離脱。そのまま同年、食堂車を復活した上でさよなら運転を行い、「グランドひかり」は姿を消しました。

車両もわずか10年ほどで廃車となり、不遇の生涯だったといえます。

カトーではこの「グランドひかり」(V編成)を製品化しており、写真は6両増結セットです。基本セットの6両には先頭車と2階建て車両が2両ずつ連結されており、さらに2両増結セットを2個購入することで、16両フル編成を再現することができます。

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