KATO・12系急行客車

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12系客車/最初から波動用だった

写真はおなじみ・12系急行客車です。先日、KATO製のNゲージを買い取らせていただきました。12系は1969年に登場。客車としては初めての自動ドア採用や、電源設備を客車に搭載したことで電源車不要になるなど、当時の新機軸が盛り込まれていました。

特急・急行型の車両はメインストリートから外れると徐々に波動用となるパターンが多いですが、この12系は当初から臨時・団体用として登場したことが大きな特徴です。

理由としては、1970年に行われた大阪万博の輸送力を確保するため。当時、国鉄ではすでに電車や気動車が主流でしたが、波動用車両の稼働率を考えると客車のほうがコスト面で有利でした。また当時は戦前からの非冷房客車が多数を占めていたため、冷房対応の客車を用意する必要があったのです。

こうして登場した12系。臨時列車をはじめ、一時は急行「だいせんや」や特急「しおじ」に使用されるなど活躍を幅広く広げましたが、時代の流れとともに電車・気動車化が進み、写真のような青地・白帯の正調スタイルは風前の灯火となっています。ただしジョイフルトレインに改造された車両も多く、JRの「SLばんえつ物語」や「あすか」、秩父鉄道の「SLパレオエクスプレス」などが細くも長い活躍を続けています。

さまざまなニーズに対応した12系客車。ぜひ、鉄道模型でも楽しんでみてはいかが

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