KATO・209系・500番台・総武緩行線色

photo

209系500番台/直ちに103系を置き換えろ

写真はカトーの209系500番台です。実車では1998年に中央・総武緩行線で営業運転を開始しました。209系列でありながら拡幅車体を採用しているため、E231系のような外観です。興味深いのはその出自で、満を持してというより、当時の状況を打破するべく急遽投入されたという過去があります。

中央・総武緩行線ではそれまで103系が主役でしたが、1990年代に入り老朽化の否めない時期に入っていました。故障が頻発にする中、不具合を起こした配電盤から火花が飛び、ついに乗客まで負傷するという事例も発生。このような経緯から209系500番台は急ピッチで増備され、最終的には10両編成17本が製造されました。

ちなみに同線では、このほかE231系も活躍しています。営業運転を開始したのは1999年で、209系500番台が登場した頃は性能試験などが行われていました(当初は209系950番台を名乗っていました)。最終的に、同線用の車両はE231系が多数を占めたこと、また209系500番台の機器・制御システム性能は0番台に準じていることから、E231系登場までの橋渡し的な役割だったことが窺えます。

そんな事情もあり、209・E231系によって同線の世代交代は急速に進みました。老朽化していたとはいえ、中には製造後20年も経っていない103系や201系も置き換えの対象となり、車両の一新が早い首都圏の象徴のような出来事でした。ちなみに、この置き換えによって201系は京葉線へ転属し、国鉄時代に関西で登場したスカイブルーの201系が、平成になって関東でも見られるようになりました。

そしてここ10年ほどの間、この209系500番台は短期間に転属を繰り返したため、帯色をスカイブルー(京浜東北線)、赤(京葉線)オレンジ+茶色(武蔵野線)と頻繁に変えています。各線の増発などに対応するための措置で、元々少数派であることから、転属先でも珍しい存在となっています。今後も、首都圏各線の状況に応じて自由自在に姿を変えそうな予感です。

鉄道本舗では、模型をはじめとする幅広い鉄道関連品を買い取っております。査定のご依頼はWEBから24時間受けつけておりますので、ぜひご検討ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。