KATO・E351系・スーパーあずさ/8両

photo

E351系/初の「E」系列

写真はJR東日本の中央線で活躍する、E351系電車です。1993年12月に特急「あずさ」として営業運転を開始し、従来の183系・189系の置き換えや、同線の高速化に貢献しました。

このE351系には、さまざまな「初要素」が盛り込まれています。たとえば、今では当たり前となった形式称号の「E」。これはJR東日本所属を意味していますが、「E」をはじめて冠したのは、実はこのE351系なんですね。

また、並行する中央自動車道に対抗するため、JR東日本としてはじめての振り子機構を搭載。曲線区間での速度が向上し、新宿~松本間を2時間半で走破します。これにより、振り子装置のない183・9系と所要時間に差が生じたため、E351系充当列車を「スーパーあずさ」、183・189系列車を「あずさ」と区別することで、利用客へアピールしました。

…これを聞いて、国鉄時代「くろしお」に投入された485系のことを思い出してしまいました。1985年、381系に交ざって営業運転を開始したものの、振り子を搭載していないため所要時間は遅く、しかし列車名が同一だったために乗客の支持を得ることはできませんでした。もっとわかりやすい形で区別していたら、485系は1年で紀勢線を去ることにはならなかったのではないでしょうか(逆に、趣味的に面白い歴史となったことも事実ですが)。

ところで、模型ではカトーが独占的に振り子を再現していて、このE351系をはじめ381系、885系などはコレクションとして飾るのではなく、ぜひ走りを楽しみたい製品です。急カーブだと脱線する場合もあるようですが、車体の傾斜は実車さながらで、カトーの技術の高さを感じます。

そんなE351系も登場から20年が経過し、ついに後継のE353系が登場しました。あっという間に新車へ置き換えてしまうJR東日本。E351系はもともと60両(8+4両編成5本)と少数であるため、今後一気に数を減らすかもしれません。波動用へシフトすることは確実と思われますが、現在の姿は早めに記録しておいたほうがよさそうですね。

鉄道本舗では、模型をはじめ、プラレール、廃車発生品、記念品など鉄道に関連する幅広い品物の買い取りを承っています。もしも整理にお困りでしたら、お気軽にご相談ください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。